糖尿病・メタボ予防に桑の成分の研究

2010年05月12日

 東北大大学院農学研究科と丸森町は、桑の葉に含まれる糖尿病やメタボリックシンドロームの予防効果がある成分の研究を進める協定を結んだ。

 養蚕が盛んだった同町と共同で、健康食品の開発などに役立つ研究に取り組む。

 同科の堀雅敏准教授によると、桑の葉には「デオキシノジリマイシン(DNJ)」と呼ばれる血糖値の上昇を抑える成分が含まれており、品種によって含有量が異なる。桑の葉を食べる蚕にはより高濃度のDNJが含まれており、含有量の高い桑を突きとめるとともに、蚕も調べることで、より高濃度のDNJを抽出し、健康食品などの開発に役立てる。

 協定では、町内の農家らがボランティアで協力して、同町が養蚕を請け負い、代わりに同科が研究結果を提供する。同大の農場でも桑を栽培しているが、面積や技術に限りがあるため、栽培を同町に委託、研究材料を安定的に確保できる体制にした。今年度は、約800平方メートルの畑に56種類計168本の桑を栽培する。

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桑の葉を入れたパンやうどんって聞いたことがありますね。
研究結果で、効果が実証されれば、新しい健康食品ができることになりますね!

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Posted by lox at 17:27 │食べ物